【理系】好き必見!!絶対見ておきたいオススメ理系漫画15選 

理系が活躍する作品達

主人公の知識が理系に偏っている・詳しい・豊富な作品の他、理系の知識がテーマとなっている漫画などを15作品集めて、あらすじと個人的なオススメ点を感想として紹介しています。

時代に関係なく活躍する理系の人々

天地明察

原作者:冲方/丁
出版社:角川書店
小説:天地明察、天地明察(上巻)、天地明察(下巻)【角川文庫】
コミック:全9巻(完)【アフタヌーンKC】【講談社】

あらすじ

時は江戸、四代将軍家綱の時代。
「日本独自の太陰暦を作り上げる」という壮大な計画がスタートした。
これは、ある囲碁棋士&天文暦学者の成功と挫折そして恋愛模様を深く掘り下げ、みずみずしく描いた時代小説である。

感想

コミック化+映画化された大人気時代小説です。キャラクターは細かく描かれていてストーリーも挫折を繰り返しながらもひたむきに自分の目標に向かってまっすぐに突き進む主人公の生き様に感銘を受け、物語に引き込まれていきます。また暦がどのように生まれたのか、その考え方も大変勉強になる内容となっています。濃厚なドラマに知的な内容を合わせたような社会ドラマといえる作品です。もちろん本記事のテーマとなっている数学的要素も多く登場するので時代小説が苦手な人でも天文学などに興味があればぜひ見ていただきたい作品です。

Dr.STONE

原作者:稲垣理一郎
出版社:集英社
連載:週刊少年ジャンプ
コミック:既刊14巻(2020年4月1日現在)【ジャンプ・コミックス】

あらすじ

高校生の少年・大木大樹は前から恋心を抱いていた小川杠に告白するためにクスの木の下に呼び出した。
しかし、突如世界に強烈な光が降り注ぎ地球上の全人類が石になってしまった。
石になって何もできないまま時間だけが過ぎていったが、ある日大樹の石化が解けて目を覚ます。
自由になった大樹を待ち受けていたのは3700年後の人類が滅亡した世界だった。
文明再建に向けた0からのサバイバル生活が幕を開ける。

感想

2019年にアニメ化された作品で、人類の進歩をなぞったようなストーリー展開が魅力的な内容です。最初は何も無いところから、服や道具を作成し、武器用意し、住居を建て、素材を生み出し、電気を発明していくというまさに原始人から現代に向かって時間良好してるような気分になれる独特の雰囲気を持つ作品です。科学の原点を詰め込んだ物語は理系好きにはたまらないではないでしょうか。

薬屋のひとりごと

原作者:日向 夏
出版社:主婦の友インフォス
小説:既刊9巻【ヒーロー文庫】
コミック:既刊6巻【ビッグガンガンコミックス】【スクウェアエニックス】
既刊7巻【サンデーGXコミックス】【小学館】

あらすじ

主人公は猫猫(マオマオ)という少女。
医師である父を手伝って薬師として働いていた。そんなある日、突然知らない人間に攫われて最後は後宮に下女として売り払われてしまう。諦めて下女として大人しく働き続けるつもりだった猫猫の人生はとある事件を謎を解いてしまったことで一転する。容姿端麗な宦官・壬氏は猫猫に目をつけられて事件が起こるたびに事件解決を手伝わされることになるが・・・。

感想

タイトルを見た時は薬屋さんで働く主人公の日常ストーリーだと思っていましたが、中身は中華風のミステリー作品でした。主人公の少女は薬学に精通していて、謎解きの時には身近にあるアレルギーや毒に関して知識を活かして事件を解決へと導いていくので、実際に日常でも役に立ちそうな理系の豆知識が多く出てくるのもこの作品の魅力だと思います。作品を最大限楽しむなら細かく内容が書かれている小説版のほうがオススメですが文字を読み続けるのが苦手な人や絵を見て楽しみたい人は漫画版もあるのでそちらを見て楽しむこともできるので自分に合った方をぜひ読んで見てください!

違う世界で理系の知識が活躍する作品

数字で救う!弱小国家

原作者:長田 信織
出版社:KADOKAWA
小説:既刊5巻【電撃文庫】
コミック:既刊1巻【MFコミックス アライブシリーズ】

あらすじ

【現代の数学オタク】×【絶体絶命の弱小国家の姫】の異色のタッグで挑む国家救済!特殊な力を持たず魔法もない状況で唯一頼れる「数学」の知識を駆使して戦争に勝利せよ!

感想

異世界召喚ものにありがちな強すぎる主人公の独壇場みたいな感じはあまり感じられず、こつこつ数学の知識を使っって問題を一つ一つ解決していくお話です。すべて上手くいくようなご都合主義な展開ばかりではなく
失敗や成功を繰り返して堅実に前に進んでいくストーリーはなかなかリアルに作り込まれているように感じました。もちろん異世界作品にありがちな主人公とヒロインのイチャイチャも結構盛り込まれているのでそういうのが好きな人にもオススメな作品です。

はたらく細胞

原作者:清水茜
出版社:講談社
連載:月刊少年シリウス
コミック:既刊5巻【シリウスKC】

あらすじ

人の体内を人間社会当てはめて細胞たちを擬人化した作品です。一般細胞が街の住人になっていたり、白血球が警察のように見回りをしていて悪い菌が居たら倒したりと大変面白い世界観となっています。主人公は赤血球の女性で、仕事を始めたばかりのドジな新人という設定です。赤血球が酸素を運ぶ仮定でいろいろな細胞に出会ったり悪い菌に鉢合わせたり、白血球の人と仲良くなったりする日常を描いています。

感想

発想の勝利ともいえる人気作品です。血小板ちゃんの容姿や仕草の可愛さもそうですが、白血球さんのストイック性格など各キャラクター(細胞)の特徴もユニークに作れていて大変面白い作品です。一番いいと思ったのは新たな細胞や細菌などが登場したり、体内で異常が起こるとそれについての解説がしっかりされるところで、「こんな細胞もいるんだ」、「この病気の時は細胞はこんな風に活動しているんだ」と自分の体のことを楽しく学ぶことができる点です。この作品を見ると、細胞達がこんなに頑張っているんだから自分の身体は大切にしないといけなと思わせてくれる名作です。いくつかあるスピンオフ作品を含めてぜひ読んでほしいと思います。

Yの箱舟

原作者:天樹征丸
出版社:小学館
連載:コロコロコミック
コミック:既刊3巻【てんとう虫コミックススペシャル】

あらすじ

記憶喪失になった少年「数真」は命をかけて謎を解かなければならない空間に閉じ込められてしまう。生きてデスゲーム空間から抜け出すために限られた時間で謎を解き明かせ!5人の少年・少女が挑む本格頭脳サスペンス。

感想

原作者が「金田一少年の事件簿」を書いていた天樹征丸さんということで話がしっかり作り込まれているのと、イラストを担当する石蕗永地さんも初デビューとは思えないほどクオリティ絵を描かれているので素晴らしい作品です。特徴としてはこの作品に出てくる謎が小学校か中学校レベルの問題なので大人の人で濃厚な謎解きを求める人には合わない可能性はあります。しかし、小学生の少年少女がデスゲームに巻き込まれて緊迫した状況の中で謎を解いて脱出を図るというストーリーを楽しむのであればかなりの良作となっています。

恋愛と理系が混ざり合う作品

理系が恋に落ちたので証明してみた

原作者:山本アリフレッド
出版社:フレックスコミックス
連載:COMICメテオ
コミック:既刊8巻【メテオCOMICS】

あらすじ

典型的な理系脳の青年「氷室菖蒲」は理系の最高峰と言える国立彩玉大学理工学部研究科に在籍していた。そんなある日、氷室は同じ研究室のメンバー女性「雪村心夜」に告白をする。しかし、理系脳である二人は恋愛感情を証明するために他の研究室メンバーを巻き込み行動を開始する。

感想

発行部数100万部超え、アニメ化、実写映画化もされた言わずとしれた人気作品です。
一話ごとに話が完結シていくストーリーとなっていて、本格的な理化学の実験ではなく相思相愛の二人が恋愛について数学と科学の観点から話し合ってイチャイチャしているようなラブコメ作品となっています。一番の見所はやっぱり好きだからで解決する「恋愛」を必死に数値で証明しようとしている姿だと思います。理系が好きな人、ラブコメが好きな人なら楽しめる作品です。

理系クン

原作者:高世 えり子
出版社:文藝春秋
コミック:既刊5巻【文春文庫】

あらすじ

理化学に関連する仕事をしている男性・「理系クン」に憧れる文系女性がサークルで出会った理系クンに興味を抱くも、その考え方の違いに振り回される日常を描いた恋愛エッセイ。

感想

文系女子と理系男子の恋愛と考え方のギャップを描いたエッセイ本。理系の男性をよく観察して描かれている内容なのでまさに理系男子の恋愛取説とも言える作品です。理系男子に興味がる女性や既に付き合っているが何を考えているのかわからないという人におすすめできる内容となっています。ギャグ調で話が進んでいくので読みやすく、共感できる部分も多いのでぜひ読んでほしいと思います。

理系の天才たちが大活躍する作品

はじめアルゴリズム

原作者:三原和人
出版社:講談社
連載:モーニング
コミック:全10巻【モーニングKC】

あらすじ

数学者・内田豊は廃校で数学において天才的な才能がある小学5年生の少年と出会った。少年の可能性に惚れ込んだ豊は彼の才能を伸ばすことを勝手に決意する。天才少年の成長と数学が楽しくなるストーリーで贈る理数系ハートフルヒューマンドラマ。

感想

内容は数学の話がてんこ盛りなので数字好きにはたまならいちょっとマニアックな作品です。本格的に数学について触れているのでがっつり理系な人でないと分かりづらい点が多いかもしれませんが、子供の人としての成長や綺麗に描かれる世界観などもこの作品の魅力のひとつなので、理系・文系問わず手にとってほしいですし、もしかしたら今よりちょっと数学が好きに慣れるかもしれない心温まる作品です。

ハルロック

原作者:西餅
出版社:講談社
連載:モーニング
コミック:全4巻【モーニングKC】

あらすじ

電子工作大好き女子大生「向阪晴」の日常を描いたちょっとマニアックなストーリー。時代はアプリ?いやいや電子工作でしょ!今日もハルの迷発明が炸裂する。

感想

電子工作の知識が身につくというより電子工作が好きな人が楽しむための漫画です。専門用語が結構出てきますが、話がテンポよくコミカルに進んでいくので知識がなくても充分に楽しめる内容なっています。毎回電子工作の知識を駆使してみんなの悩みを解決しようとするお話なので本格的な工作というより小さな発明がたくさん登場し、電子工作の楽しさが伝わってくる個性的な作品です。

理系の日常を描いた作品

理系の人々

原作者:よしたに
出版社:KADOKAWA
コミック:全6巻【中経☆コミックス】

あらすじ

文系の人から見たら理系の人は何を考えているのかわからないものです。そんな理系の人の考えを面白おかしく描いた作品。細かい、理屈屋、ウンチク好き、きっとあなたのそばにも存在する理系の人々が今日も日本を動かしています。

感想

理系とくにIT関係のあるあるが集まった漫画です。作品自体が少し昔に出たこともあり懐かしい話題や商品も登場するのでいろいろな楽しみ方ができる作品となっています。エンジニア、プログラマーの業種のひとなら共感できる部分も多いかもしれません。反対に文系の人にはわかりずらい考え方が多く書かれているので理系の人が読んで楽しむ本なのかという印象です。IT系の人、理系の考え方に興味のある人や理解しようと考えている人におすすめしたい作品です。

数学女子

原作者:安田まさえ
出版社:竹書房
コミック:全5巻【BAMBOO COMICS】

あらすじ

K大学・理学部数学科に通う女子大生「内山まな」は数学が好きだが学校内では落ちこぼれ。それでも数学への愛と学科に4人しか居ない女子の友情を糧に、今日も勉学に励みます!数学科に在籍する女子4人が贈るリアルな学校生活。

感想

数学科に入ったはいいものの女子が4人しかいなかったという設定で、内容的には本格的な理系(数学)のお話ではなく、数学科女子4人の恋愛、人間関係などについて描いた日常漫画という感じです。作者が理系出身ということなので作者が感じたことをそのまま漫画化したのかもしれません。リアルな理系の人々の生活を垣間見ることができるので理系あるあるが多く登場しています。この作品は身内ネタのような感じなので理系出身者の人や理系の人がどんな生活をしているのか興味のある人にオススメの作品となっています。

ためになる理系勉強漫画

数学と文系ちゃん

原作者:タテノカズヒロ
出版社:少年画報社
コミック:全1巻【ヤングキングコミックス】

あらすじ

文系だから数学は苦手。だけど、生活で使えることなら覚えたい!じゃんけんの必勝法、宝くじが当たる確率、そんな気になる数学の世界に触れた学習漫画!

感想

イラストが少し独特ですが、内容はよくできているという印象です。文系の人にもわかりやすいように面白おかしく数学を解説していて、知らなかった事も多く理解することができました。なかなか理解できない話でも面白いキャラクターや内容で盛り上げているので気軽に読み返せて楽しく納得できる作品です。この本の趣旨としている文系だけど日常で使える数学には興味がある人には大変オススメな漫画です。

スティーブズ

原作者:松永肇一
出版社:コルク
コミック:全6巻【ビッグコミックス】

あらすじ

IT業界に革命を起こした企業「アップルコンピュータ」。その創業の中心人物である「スティーブ・ジョブズ」と「スティーブ・ウォズニアック」の物語を漫画化!まだ無名だったた頃の彼らの奮闘とIT革命までの道のりを標した物語。

感想

アップルの創世話は多くの著者が執筆しているが、この作品は有名な「ジョブズ」だけでなく技術者の「ウォズニアック」の方にも焦点が当てられている珍しい作品です。二人のカリスマ性、独特の感性や日常などがイラスト付きで見られるのは大変面白いです。ジョブズだけでなく多くの人間が支え合ってあの大企業が誕生したのかと感動しました。ITの天才とそれを支える人々の奮闘記は理系の人々にとって憧れのストーリーなのでぜひ多くの人に読んでほしい作品です。

決してマネしないでください。

原作者:蛇蔵
出版社:講談社
連載:モーニング
コミック:全3巻【モーニングKC】

あらすじ

理系大学で行われる頭脳の無駄遣いとも言える実験の日々を描いたギャグ漫画。「スタントマンが燃えても平気な理由を検証する」「切れた蛍光灯をともす」「フライドチキンで骨格標本を作る」「2月が28日しかない理由を調べる」。今日もおバカな実験が始まる!

感想

わかったところで特に影響を与えないようなことを必死に検証・実験してるようなお話で、物語もギャグ調で進んでいくので気楽に読みすすめることのできる理系漫画作品です。「大人が読める学習マンガ」ということでどうでもいい実験をしているものの知れば豆知識となるようなお話もあるので理系のお話が好きな人や学習本が好きな人などにおすすめです。

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