※本記事には「カラダ探し」1巻のネタバレを含みますので閲覧の際はご注意ください。
「殺戮都市」も手掛ける著者ウェルザードさんが描く「カラダ探し」は全4部+外伝で構成されたホラー小説で内メインの4部は小説投稿サイト「E★エブリスタ」(現・エブリスタ)にて2011年12月~2014年5月にスマホ向けオンライン小説として投稿されていました。外伝小説は2016年に集英社のジャンプ ジェイ ブックスより刊行されました。
内容は時間のループに取り込まれ、毎晩のように真夜中の校舎で血まみれ
の少女の霊に追われて殺され、時間を前日の朝まで戻されて蘇生するという毎日を繰り返しながら、バラバラに分割された人体のパーツを探索して集めていくというデス・ゲームに巻き込まれてしまった高校生たちの恐怖と奮闘を描く作品です。
集英社よりコミックも発売されていて「カラダ探し」全17巻と「カラダ探し 解」全5巻が好評発売中となっています。
そんなコミック版「カラダ探し」第一巻の内容と見どころをネタバレを含めて紹介していきます。
カラダ探し1日目
遥「ねぇ明日香・・・私のカラダ探して」
遥に「カラダ探し」を頼まれた理恵、留美子、高広、翔太、健司の6人。
バカバカしいと言って帰る高広だったが、家に帰った明日香の元に理恵から大量のメールが来ていました。同じ頃理恵にも明日香から「無視するな」という大量のメールが来ていました。
やも得ずメールを見ると、「やっと見たな?」という恐ろしいメールが送られてきます。
そして時刻は深夜0時。
パジャマに着替えベッドにいたはずが、なぜか制服に着替えて学校に来ている明日香。
他の5人も同じような状態で学校に来ていました。
そして恐怖のカラダ探しゲームが始まるのでした・・・。
カラダ探し開始
「カラダ探し」のルール
・校門の手前には見えない壁があり、学校の外には出られない。
・携帯は圏外。
・全員が校舎内に入ると、玄関のドアは勝手に閉まり、校舎から出られない。
混乱する状況の中「赤い人」の居場所を知らせる校内放送が流れて、同時に校舎の玄関が開きます。
放送「『赤い人』が生徒玄関に現れました。皆さん気をつけてください」
その放送の後、ウサギのぬいぐるみを抱いた血塗れの「赤い人」が出現します。
赤い人「ねぇ・・・赤いのちょうだい」
声の方に振り返ってしまった明日香がいきなり首を・・・。
カラダ探し2日目
目を覚ますと、昨日送られてきた大量のメールはなく、悪い夢を見ていたと思い学校へ向かおうとする明日香でしたがおかしなことに気が付きます。
「カラダ探し」を頼まれたのが11月9日で一晩寝た今日は11月10日のはずなのにまだ9日だったのです。
しかも、明日香の首には、「赤い人」に殺された時のアザがしっかりのこっていたのです。
追加でわかったカラダ探しルール
・「カラダ探し」が終わらない限り、永遠に「昨日」が繰り返される。
・赤い人に殺された時のアザと痛みは残る。
ゲームに参加しないようにするために明日香は6人バラバラに逃げて遥に「カラダ探し」を頼まれる前に回避しようと試みます。
しかし、それは失敗に終わり明日香は再び「カラダ探し」を頼まれてしまうのでした。
しかも、他の5人も同時に「カラダ探し」を頼まれていて、ゲームの回避は不可能だと悟ります。
明日香「行きたくない」
そんな嘆きも届かず、2回目のカラダ探しゲームが開始されます。
2日目は、翔太が男子3人は東棟へ、女子三人は西棟へ向かい、3回建ての校舎を一人一フロアを調べながら放送で赤い人の居場所が分かったら赤い人からとにかく逃げるという作戦を考えます。
一回目と同じように玄関が勝手に開くと6人はすぐに校舎内で「カラダ探し」を始めます。
そして放送が流れます。
放送「『赤い人』が東棟2階に現れました。皆さん気をつけてください」
2階には東棟と西棟を繋ぐ廊下があるため、西棟3階を探していた明日香も焦りを覚えます。
そんな時、明日香が隠れていた教室の付近で「赤い人」の歌う声が・・・。
~見どころ~
「カラダ探し」の面白いところは、時間のループの中毎回無残に殺されてしまう理不尽さと、それに立ち向かう少年少女たちの奮闘と人間模様そして恋愛、さらにどこに現れるかわからない「赤い人」のホラー要素が恐怖を掻き立てているところです。
グロテスクなシーンもありますのでそういうのがダメな人は注意が必要な作品とな言っています。
そんな「カラダ探し」の続きが気になる・見たいという人は電子書籍で読むのがオススメです。
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